「女は若くないと価値がない」

22歳になった。

もう22歳なんだ。自分でも驚く。

中高生の頃は誕生日がくると「やった〜!クラスのみんなより一足先に大人だ!!」なんて思ってたけど、今はもう誕生日がきても嬉しくない。寧ろ逆だ。

 

突然だけど、女は若くないと価値がないみたいな固定概念はクソだと思う。

そんなこという男には今すぐ往復ビンタからのアッパーと飛び蹴りをかましたい。

そして、そんなこという若い女の子、まだ20代前半とかなのに自分のことをババアとか言っちゃう女の子、たとえ冗談でもそういうのはやめてほしい。

 

大ヒットドラマ逃げ恥で若い女の子が自分の若さに価値を見出して、石田ゆり子さん演じる百合ちゃん(49歳)にマウントを取りまくって見下す場面があった。

そこで百合ちゃんが言った言葉。

「今、あなたが価値がないと切り捨てたものはこの先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。自分がバカにしてたものに自分がなる。それって辛いんじゃないかな?」

「私たちの周りにはたくさんの呪いがあるの。自分で自分に呪いをかけないで」

 

ツイッターをみてると女子中高生が自分の若さに価値を見出してるのをよく見る。美容垢界隈なんて特にそうだ。歳を重ねれば重ねるほど価値が無くなると思っている子が多い。それだけでなく美しさに価値を置きすぎて美しくない人は無価値だと思っている子が多い。すごく過激で、危険な発想だなと思う。

百合ちゃんが言うところの“呪い”を知らず知らずのうちに自分にかけている。

 

 

でも、こんなこと言ってる私だって実は歳をとるのが怖い。“女は若くないと価値がないみたいな固定概念はクソだ”と先程言ったけれど、実際自分だって少なからずそう思ってる節があるのだ。だからこそ、女は若くないと価値がないという固定概念に立ち向かおうとしてこんなブログを書いてるんだと思う。そして、我ながら矛盾してるなとも思う。

私も知らず知らずのうちに自分に呪いをかけていたのか、それとも周りの価値観にのまれていたのかは分からない。

 

歳を重ねるのが嫌な理由はもう1つある。

未来が見えてしまうことだ。

これからの未来。

就職、結婚、出産、子供、孫、老後。 上手くいった未来はきっとこれだ。でも別にこんな未来を想像しても特に楽しみとは思わない。ありきたりで、分かりきった未来なんてつまらないなと思う。でも、こんなありきたりの未来がいかに幸せで尊いことか理解しているつもりだし、普通の幸せを得ることがいかに難しいかも理解しているつもりだ。

 

ただ、高校生だった自分、まだ何者にでもなれると思っていた、そして実際その可能性が大いにあったあの頃とは違う。今はありきたりな未来予想図が見えている。しかもこれは上手くいった場合の話で就職も結婚もできないことだってあり得るだろう。

 

 

あ〜なんか特に結論みたいなのはないけど、わたしの脳内思考整理や日々の記録のためのブログだから許してほしい。

 

 

 

これから4月11日を迎えるたびに私は今日のような悶々とした気持ちになるのだろうか。それとも何か変わる時がくるのだろうか。今はまだわからない。